大阪城ホール 2024/9/28 開催
アリーナツアーのレビューです。
ネタバレレポート&感想です。
同じ日に行かれた方には思い出して余韻を深めてもらえたら嬉しいです!
あくまでひとりよがりな感想ですが。
セットリスト順に曲の好きなところを紹介しながら、今回のライブの様子をお伝えします。
ツアー名は『Rejoice』
以前のインタビュー記事
”『Esditorial』が内面を掘っていくアルバムだったから、次はもう面白い、ハッピーなアルバムにしようっていうみんなの共通認識があった”
ROCKIN’ ON JAPAN 2024 9月号より

うん!!
本当にハッピーなLIVE『REJOICE ARENA TOUR 2024 』
だったよ!!
髭男の曲の歌詞センスがたまりません!
いつか感じていた気持ちや感情は、自分では言葉に言い表せなかったけど、
さとっちゃんの言葉で歌詞となっている!よくそう思わされます。
さとっちゃん
藤原 聡 (ふじはら さとし)ボーカル・キーボード
言葉で表現されたことによって、ある時の感情がじわじわと呼び起されて
「ほんとそう…」と驚かされるのです
ライブ前の楽しい緊張感が沸いてきました!
さあ、I’ts time to『REJOICE』
19:00 P.M.




リストバンドが光りだす・・
そして、繊細なピアノの前奏、、
スクリーンに
鍵盤を弾くさとっちゃんの指先がーーモノクロで映し出され
[Finder]というナンバーが始まった。
今回のツアーアルバム『Rejoice』の最初に入っている曲。これで始まるしかないと誰もが予想していたと思います。
この曲[Finder]のピアノの前奏部分は、
前回のアルバムの『Editorial』の最後の収録曲[Lost In My Room]のアウトロ(最後のピアノのフレーズ)と同じ・・



メロディで2つの曲が繋がっているんだ・・かっこよ☆・・♡
♪ ざわめき出し 渦巻き出した 現在地~♪ いやもう・・この歌詞きいてるこの現在地に来ることができて本当に幸せだと思いました。ドキドキ
♪ I’ts time to rejoice ♪=「今こそ大いに喜ぶ時だ!」
という歌詞で終わる短めの曲。
声出し禁止のライブやさとっちゃんの声が出なくなった時期・・・をのりこえて。
[Sharon]
♪ 「ただいま」の代わりに 扉の音を殺して ♪
日々の「ただいま」「おかえり」のくだりに、その言葉も交わせない日があっても、家で待つ人とはおもいやりの心でつながっている・・理想とはかけ離れたせわしない日々ではあるけれど、、
とちょっとせつなさが感じさせられる曲
[Get Back To 人生]
♪ ドーパミンが嬉し泣く 全俺が君と踊りたがる ♪
出たー!全俺(ぜんおれ)!!さとっちゃん独特の表現!言葉の正しい使い方なんかどうでもいい!伝えたいんだ!みたいな、、なんか潔さを感じます( ;∀;)
タイトル の意 “人生に戻れ” そして ”自分はライブでみんなにあえる人生に戻った”と歌ってるさとっちゃん・・戻ってきてくれてありがとう!!
[宿命]
♪ 手のひらのつめあと ♪ (泣)
[Stand By You]
ライブで絶対やってほしい曲。なにせ、細かい手拍子のところが楽しくて。
2019のメトロックではじめて髭男を見た時に大好きになった曲なので、今回のセトリにもあってうれしー
[キャッチボール]
♪ 黒くなるのに比例するように 鮮やかになってく風景を 目の当たりにした ♪
キャッチボールが上手くはないから、ボールは(黒く)汚れていくけど、逆に風景の方はちがってて
いつもの境界線を越えて遊ぶことで
いつも以外の風景をみることができるんだね。
[日常]
[濁点]
[Subtitle]
だいちゃんのギター演奏最高!ギターが最高なのはこの曲だけじゃないけど。
だいちゃん
小笹 大輔 (おざさ だいすけ)ギタリスト
♪ もう少しだけ待ってて ♪ の前後あたりです。
ピアノをひくような繊細な指先で、細かなメロディをつむぎだす。ヤバいです
[ホワイトノイズ]
これはもう ♪ ああそうさ ♪ の部分ですね。
このセリフまがいのワードを歌詞にする~?この一言だけで、東京リベンジャーズの武道(主人公:たけみちくん)のどんなことにも動じない感がむちゃくちゃ感じられます!歌う時も、なんかかっこいいです。
たけみちくんの魂を持って歌ってる!と感じる!
[FIRE GROUND]
♪ 難題だらけの Just the way you are ♪ ここ好きです!このセンス!
ブルーノマーズ ビリージョエルはじめ、Just the way you are がタイトルの曲があったりしますが、、
このセンテンスの意味は[素顔のままで]や、[ありのままの君でいいんだよ]
こんなメッセージを込めて
しっとりとした曲にけっこうな回数使われてると思うのですが。。。
その意味でありながら!、そう!さとっちゃんは!難題だらけ、というワードとくっつけるのですね(*’▽’)
その歌詞センス!みんな気づいて~!



ばかだなーみんなとっくに気づいているサ
演出がすごい数の火の玉🔥
最高に盛り上がりました🔥🔥🔥
[うらみつらみきわみ]
人間のマイナスの感情を、ちょっとおちゃらけdizm(?)で楽しんじゃおう!な曲。
ちゃんまつのいろんな表情がスクリーンで流れて楽しませてもらえました。
ちゃんまつ
松浦 匡希 (まつうら まさき)
髭男のドラマー
この曲は、つまんないひとに対してキレてる歌詞の曲なんだけど、
歌詞の内容には一見そぐわないような、ウクレレみたいなコミカルな音が間奏にある。
ウクレレのところはちゃんまつがワカメみたいに揺れておりました(笑)
♪ あんな人間どっかで ころんでしまえばいいのに ♪
そんな風に思っちゃうのって損だけど、逆にそう思うことで自分の気持ちを調整すればむちゃくちゃ救われない?
なんて歌詞になってて
深刻に考えると損だよね。みたいな。嫌な人のことはふざけとばしちゃいましょう!
的な
私も感情を押し込んでおけない人間なので、
♪ ごめんなさい できた 人間じゃなくてさあ ♪ の歌詞の部分を力いっぱい歌いましたよ(非力ですのでほとんど誰にもきこえてないですが)
なんか、この歌のおかげで気持ち切り替えできました!
[ミックスナッツ]
言わずと知れた、あの人気アニメ「SPY FAMILY」の内容をこれほどまでに曲として完成させられた感性が本当にすごい!と聞くたび思います。
ならちゃんが、ピーナッツポージングしてくれました!楽しみにしてました!
楽しー☆
ならちゃん
楢崎 誠 (ならざき まこと)
髭男のベース・サックス
[Anarchy(Rejoice ver.)]
『SHOCKING NUTS TOUR』2023というツアーで、Anarchyのディスコティックバージョンの演奏を聞いて、違うアレンジもいいー!また聞きたいー!と思ってました。たぶんそれに近かった!
アレンジしてないAnarchyのも好きなので、さらに気分も爆上がり、
まさにRejoice です。
[Chessboard]
NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲
とても難しい曲だけど、音程が取れた時の達成感たるや!
オーディエンス側が歌うパートは、スクリーンに歌詞を出してくれたので戸惑うことなく音程とることに全力注げました!
[B-side Blues]
♪ 通り過ぎた日々を愛しながら ♪
夏の夕どきの心地よい風を感じられるような曲。
「この曲で最後になりますが、、楽しすぎて、もっと歌いたいので、
またその・・(アンコール)よんでくださいね」と言って歌い、
去って行ったさとっちゃんかわいー☆
もちろんです!喜んでアンコールしました♡
アンコールは新曲の・・
[Same Blue(ピアノ弾き語り)]
アンコールで登場してくれた!わかっててもうれしー!
「新曲だけど配信前だからバンドではできないのよー」さとっちゃんのボヤキ
そう言ってピアノ弾き語りをしてくれました。
これが良かった。
もちろんその時初めてきく曲だし、歌詞も知らないし、ラブソングの歌詞自体は残念ながらもう刺さらないお年頃だし、、。
なのに、、不思議・・ピアノの演奏と歌声が始まってすぐ、聞いてる音と声が心の琴線にふれたのか・・涙が・・音と声だけでほろっときたのは初めてでした。。
(後から配信された曲は、爽やかで、この時のバラード調の曲とはイメージが全然ちがいました!)



配信される曲とは違うものを聞かせてもらえる!
これこそライブの醍醐味ですよね ♪
[I LOVE…]
しっとりとした曲が終わり、、静けさの中、突然!大音響でこれですよー!
これこれー!(^^)/ ライブ会場が、うわー!と沸き立つ瞬間です!
つぎ何の曲がくるかわからないライブの楽しいとこですよね(*^▽^*)
この曲の冒頭部分が大好きなんです!よくきいてみてください。
ティキティンーみたいな音ではじまり、(よく似たフレーズ三回がそれぞれ少し違う!)続けてビリビリビリー、チキチキチーと3種類鳴ってるとこ!。スターター3兄弟と、申しましょうか・・(笑)
[SOULSOUP]
「『♪ 声すら 失うような 絶望味 ♪』 に共感する」 by Kちゃん
ライブに一緒に行ったKちゃんはSPY FAMILYをよく見知ってて、とても切なさを感じるとのこと。アニメを私も全部ちゃんとみて感じてみたいと思っています。
この曲もすごく「SPY FAMILY」なのよー
MCの事 ~枯山水~
さとっちゃんは、大阪城ホールの天井の流線形の模様が好きだって言ってくれてました。京都の、お寺の、なんていうの?な話になり、、
[かれさんすい]だ!とオーディエンスとの会話のキャッチボールが楽しいひと時でした。髭男みんなだけど、とくにさとっちゃんは、今回、おちゃらけdizmを発動してオーディエンスを楽しませてくれました!
あと面白かったのが、
関西に移動の際のならちゃんが新幹線の便を乗り間違えたエピソード (笑)
向かいのホームの乗ってっちゃだめな新幹線に乗ってしまってたならちゃん。
発車してしまったのでさとっちゃんは手を振って見送ったとのこと。
窓の向こうでごめんと手を前に合わせて進んでいくならちゃんの姿を、
ステージ上での、横方向移動で再現して笑わせてくれてました。
ならちゃんの姿が完全に想像できる!
やはりさとっちゃんの表現力のすごさなんだろなあ
[TATOO]
さいごにみんなで歌って、ほのぼのとした終わりでした


まとめ
行ったライブのセトリをおぼえていなくても、ありがたいことに、当日に情報がわかる便利な昨今、
自分のスマホで聴けるセットリストにしてライブので聞いた順に曲を聞けて、ライブの感動を繰り返して、毎日余韻を楽しめる・・ライブって最高ですよね。
余韻で1ヶ月は生きていけますよね(笑)
もうひとつ付け加えたい歌があります!
今回、Pretenderは残念ながら聞けなかったのですが、初めて聞いた時、世界線、だって!、、なんかすごい!
「髭男の歌詞は、自分では言葉では表現出来なかったあの時の感情を言葉にしてくれてる」と、、
(いまさらなんだよ、たいがいのうたがそうなんだよ!といわれるかも知れないですが・・)学生の頃、ネットもない時代(すみませんね)田舎者で長女だと、上に兄姉がいる人に比べて圧倒的に入ってくる情報量が少なく、
同級生と話す話題でも乗り切れない感覚がありました。
いいなと思う人は、住んでる世界がちがう・・と確かに感じていました。
どんなにしてもその世界には入っていけない絶望的な感じ・・そう
♪ 出会える世界線 選べたら良かった ♪ あの感覚そのものだ・・と思いましたね。世間やメディアなどでは「世界線」という言葉は、この歌がヒットしてから、使われてる気がするのですが、私が知らない言葉だっただけかしら・・
LIVE終了後の大阪城ホールの周りの余韻を楽しんでるみんな。ピカピカしてるリストバンドが楽しい気持ちを持続させてくれます✨


リストバンドは絶縁帯をまた挟んでおけば消えたのですが、みなさま、光らせたまま感想を言い合い、余韻を楽しんでおられましたのでしょう♡
私達も、会場近くのスタバでサンドイッチをいただきながら、興奮冷めやらぬ感想を言い合い、
おなかもハートも満たされて幸せな気持ちで帰路につきました。
当然、ライブ後のまとめはこれしかないと思います!!
また明日から頑張れるー!と思えるのがライブです!
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